なぜインナーダウンはダサいと思われるのか?評判をアパレル店員が解説
その疑問にお答えします。
・この記事を書いている人
インナーダウンって「今時ダサイのかな?」と不安になっている方も多いハズ。
ググったら「インナーダウン ダサい」という言葉が出現するし、まぁ不安ですよね。
結論を言いますと”インナーダウンはダサくない”です。
シンプルなデザインですし、どこにもダサいと言われる要素がないからです。
強いてダサいところを挙げるなら「インナーダウンの着こなし方が悪い」それだけ。
とはいえ、一部では「インナーダウンはやっぱダサイよね」という意見がチラホラ。
そこで今から、なぜインナーダウンはダサイと言われのか?そこを徹底的に解説します。
なぜインナーダウンがダサイと言われるのか【評判を解説】
スマホで「インナーダウン」について調べた結果、ダサイと言われる原因が分かりました。
- アウターを脱いだらダサイ
- 着膨れしているのがダサイ
- 色合わせがダサイ
順番に解説していきます。
① アウターを脱いだらダサイ
圧倒的に多かった意見がコレ。
インナーダウンはシンプルがゆえ、チープに見えてしまうのが原因ですね。
お父さん感が出てしまって「ダサイよね!」というイメージに繋がっているようです。
対策方法として「アウターを脱いだらインナーダウンも一緒に脱ぐこと」です。
インナーダウンはあくまでも防寒用として使うのがオススメです。
② 着膨れしているのがダサイ
この意見も多かったですね。
着膨れするのは、インナーダウンの最大のデメリットでもあります。
対策方法としては「縫い目の幅が狭い」インナーダウンを選ぶことです。
縫い目幅が狭いインナーダウンだと、ボリュームが出にくくなります。
ここ最近では、ボリュームを抑えるために、ノーステッチのインナーダウンも話題に。
インナーダウンを自然に着こなすためには、いかにボリュームを抑えるかが大事。
着膨れしたスタイリングは、明らかにダサイので、十分に注意しておきましょう。
③ 色合わせがダサイ
少数ではありますが「色合わせ」にかんする意見もチラホラ見かけました。
色合わせにかんしては、好みの問題なので、難しいところではあります。
これは同意見です。
ぼく自身、インナーダウンを複数枚、持っていますが「黒」をセレクトしています。
理由としては、アウターに黒が多いから。
インナーダウンの色とアウターの色を同色にすることで、スッキリとした印象を作れます。
インナーダウンはメインアイテムではなく、防寒着として着用するのがベターです。
これでもダサイと言えますか?インナーダウンの4つの魅力
とはいえ、インナーダウンは優秀なアイテムであることは変わりないです。
個人的に思う「インナーダウンの魅力」を解説していきたいと思います。
- スタイリングの幅が広がる
- 節約できる
- 汎用性が高い
- スーツとの相性が抜群
順番に解説していきます。
① スタイリングの幅が広がる
インナーダウンってファッションの幅が広がる良いアイテムだと思うんだけど、大体ダサい言われる
— あまね (@amaned23) November 15, 2020
ホントこれ。
インナーダウンがあれば、ちょっと薄手のコートでも、なんなく冬を越せるんですよ。
なので「これはちょっと薄いから冬に着るのはダメかな〜」ということが無くなります。
つまりスタイリングの幅が広がって、今まで以上にファッションを楽しむことができます。
② 節約できる
凍えそうな季節になりつつあるけど
今年もコートを買う予算はなさそうなので
例のごとく手袋とインナーダウンと
防風パーカーで越冬を目指します— 薄手背抜きゴムPXV (@uragameshnogomu) November 16, 2020
これもそう!
インナーダウンは防寒着として優秀です。
なので、わざわざ厚手のアウターを購入しなくても、インナーダウンを中に着れば冬を越すことができるんですよ。
アパレル業界泣かせのアイテム(笑)
しかし、価格の高いアウターを買わずに済むので、消費者にとっては嬉しい限りです。
③ 汎用性が高い
これもインナーダウンのメリット。
インナーダウンはシンプルデザインなので、基本的にどのアウターでも合います。
- スーツ
- コート
- ブルゾン
- ジャケット
ただ、細いシルエットのアウターと相性が良くないので、そこが難点ですね。
④ スーツとの相性抜群
スーツとの相性も良いです。
インナーダウンはスーツジャケットの「ミドルインナー」として使用することが可能です。
気温が上がれば、丸めてカバンに収納できるのも人気の理由ですね。
コートの脱ぎ着は、なにかと面倒なので、インナーダウンが1枚あれば超便利ですよ。
インナーダウンを着てもダサイと言われない5つのコツ
- 着膨れ防止のため「サイズ感」を意識
- ネックの深さに注意する
- 収納できるインナーダウンを選ぶ
- 着丈に注意する
- カラーは「黒」が無難
- マットな風合いを選ぶ
順番に解説していきます。
① 着膨れ防止のため「サイズ感」を意識
インナーダウンの最大の弱点は「着膨れ」することです。
なので、インナーダウンを購入する際は「サイズ感」に注意したいところ。
基本的にはジャストサイズで問題ないです。
ビッグシルエットが流行っているからと言って、インナーダウンも大きめを選ぶのはNG。
着膨れし過ぎてしまい、せっかくのスタイリングが台無しになってしまいます。
② ネックの深さに注意する
インナーダウンは下記画像のように、ネックの深さによってイメージが変わります。
- 深め:ドレス
- 浅め:カジュアル
ビジネスシーンなど、ドレスライクに使いたいメンズは「深め」がオススメです。
反対に、普段のカジュアルシーンで使う場合は「浅め」でも問題なしです。
③ 収納できるインナーダウンを選ぶ
インナーダウンは「寒暖の差が激しい季節」に、使われることが多いアイテムです。
なので、暑くなったらすぐに脱げるように、収納付きのインナーダウンを選ぶのが良い。
暑くなったら収納袋に入れて、カバンの中に入れることもできます。
また、寒くなったら収納袋から取り出して、着用することも可能。
気温の変化によって、脱ぎ着できる機能的インナーダウンを選ぶようにしましょう。
④ 着丈に注意する
インナーダウンをオシャレに着こなすためには、着丈を意識したいところです。
丈が長すぎてもダメですし、短すぎてもダメです。
基本的には、ちょうど下腹あたりの着丈がオススメかなと感じています。
スーツのインナーに使う時は、よりシビアにサイズをセレクトしていきましょう。
⑤ カラーは「黒」が無難
インナーダウンの色は「黒」が無難です。
理由としては、色んなアウターと合わせる事ができるからですね。
インナーダウンは防寒着として優秀ですが、オシャレアイテムとしては評価が低いです。
あくまでもセカンドアイテムとして、無難に合わせていくのがベストかなと思います。
⑥ マットな風合いを選ぶ
インナーダウンは「マットな風合い」を選ぶことをオススメしています。
理由としては、マットな風合いの方が「汎用性」があるからですね。
マットな風合いだと、ドレス、カジュアルシーンともに対応可能です。
反対にツヤ感のあるインナーダウンだと、嫌味っぽく見えてしまうので注意です。
これが正解!ダサいと言われない「インナーダウン」コーデ【最新】
インナーダウンを使った着こなしコーデをご紹介していきます。
- コート × インナーダウン
- ジャケット × インナーダウン
- スーツ × インナーダウン
順番に解説していきますね。
コート × インナーダウン
シンプルなデザインのインナーダウンコーデ
出典:http://wear.jp/kitsune24/7924809/
- シューズ:GOLDEN GOOSE
- パンツ:UNIQLO × LEMAIRE
- トップス:JAMES PERSE
- インナーダウン:B:MING by BEAMS
- ジャケット:URBAN RESEARCH DOORS MENS
- 帽子:KIJIMA TAKAYUKI
シンプルなデザインのインナーダウンコーデには、派手なアウターが良く合います。
黒いズボンとインナーダウンで黒のベースを作り、派手なアイテムを光らせる組み合わせもできおしゃれアイテムとしても万能です。
派手なアイテムを合わせるときは、それ以外のアイテムは同系色統一することがセオリー。
また、冷えやすいお腹周りをおしゃれに温めることのできるインナーダウンは、大人の男性におすすめの冬アイテムです。
おしゃれに取り入れたお手本のようなコーデ
出典:http://wear.jp/zozost2525/4964791/
- トップス:SHIPS
- ジャケット:JOURNAL STANDARD
- インナーダウン:RAGEBLUE
- シューズ:NIKE
タートルネックのアイテムとインナーダウンを組み合わせれば、タートルネックの白がダウンの黒を挟んで、色のメリハリがよく効いた引き締まった印象になります。
また、暗い色のインナーダウンには明るい色のアウターを映えさせる効果もあり、ベージュのトレンチコートとの相性は良好。
黒いズボンと白い靴下で、さらに白と黒を交互に繋げ、色のメリハリを全体に維持。靴はコートと合わせて茶系色にすることで統一感を生み出しました。
インナーダウンの特徴をうまくおしゃれに取り入れたお手本のようなコーディネートです。
薄手のデニムシャツにインナーダウンが素敵
出典:http://wear.jp/yudai8022/8632790/
- サングラス:Ray-Ban
- ジャケット:UNITED ARROWS
- インナーダウン:UNIQLO
- トップス:GU
- 時計:Diesel
- パンツ:ZARA
- バッグ:URBAN RESEARCH
着こなしの難しいデニムオンデニムにダウンを合わせることで、単調さを取り払うことに成功した着こなしです。
同じ素材同じ色で組み合わせるデニムオンデニムだからこそ、変化のあるダウンが良く合います。
薄手のデニムシャツもインナーダウンを合わせれば、冬場でも難なく着れるというのがインナーダウンの魅了ですね。
いつものデニムオンデニムコーデに変化を加えたいときに参考にしたいコーデです。
シンプルなデザインを活かしたコーデ
出典:http://wear.jp/20061215/6046780/
- 帽子:H&M
- インナーダウン:ユニクロ
- ジャケット:no brand
- パンツ:Nudie Jeans
- シューズ:コンバース
インナーダウンをの特徴を活かして縦のレイヤードを作り、明るい色を差し込みました。
暗い色のアイテムを多く扱っている分統一感のあるコーデに仕上がっています。
シンプルなコーディネートにまとめられているので、個性的な帽子が他のアイテムと喧嘩することがなく上手くまとまっています。
大人な雰囲気のチェスターコートにインナーダウンを合わせても雰囲気が壊れません。
インナーダウンのシンプルなデザインを活かしたコーディネートです。
ジャケット × インナーダウン
寒い冬にはぜひ真似したい組み合わせ
出典:http://wear.jp/mushiroya/9133496/
- 帽子:ABAHOUSE
- トップス:ikka
- インナーダウン:ikka
- パンツ:ESSENTIAL GARMENT MEN’S BIGI
- シューズ:NIKE
- メガネ:MEMENTISM
アウターにインナーダウンを合わせれば、アウターの中で縦のレイヤードを作ることができます。
白のタートルネックニットにインナーダウンを合わせれば色のメリハリも効き相性抜群。
風を通しやすいセーターの外側にダウンを着れば、風が通るのを抑えて冬場でもより暖かく過ごすことができます。
ニット系のアイテムとインナーダウンの相性はとてもいいので、寒い冬にはぜひ真似したい組み合わせです。
暗いコーデに黄色いスニーカーが良く映える
出典:http://wear.jp/m2d1109/6357358/
- テーラードジャケット:EEL
- トップス:POLO RALPH LAUREN
- パンツ:NIKE
- スニーカー:NIKE
- メガネ:SABRE
- インナーダウン:BEAMS
カジュアルな印象を持つインナーダウンは、キレイめファッションと合わせることで雰囲気の偏りすぎを抑え、バランスのいいコーディネートにすることができます。
襟のあるデニムシャツを持ってくることで、ダウンの上下両サイドから青で挟みます。
すると色のメリハリを生み出すことができ引き締まった印象に。全体的に暗い色が多い時は、とても明かるい派手なアイテムを主役にするチャンス。
暗いコーデに黄色いスニーカーが良く映えます。インナーダウンのカジュアルさを雰囲気の調整に用いたコーディネートです。
インナーダウンを主役にした着こなし
出典:http://wear.jp/bluemt4416/5638472/
- ジャケット:URBAN RESEARCH
- インナーダウン:Danton
- ハイネックTシャツ:UNIQLO
- パンツ:URBAN RESEARCH DOORS MENS
- リーボック:Reebok
インナーダウン以外のアイテムを明るい色で統一することで、インナーダウンを主役にするテクニックがセンス抜群。
難しい着こなしですが、合わせやすいモノトーンかあーで統一したことによって上手くまとめることができています。
インナーダウンを主役にした着こなしを作りたい時に参考にしたいコーディネートです。
おしゃれにインナーダウンを着こなし
出典:http://wear.jp/111509290510/8540197/
- 帽子:Supreme
- サングラス:Ray-Ban
- ジャケット:JOURNAL STANDARD
- インナーダウン:mont-bell
- トップス:UNIQLO
- パンツ:UNIQLO
- シューズ:NIKE
- 時計:TIMEX
定番の白シャツ+黒スキニー+黒のテーラードジャケットはインナーダウンがよく合う万能コーディネートとなっています。
モノトーンカラーで統一すればインナーダウンもキレイめの雰囲気に良くマッチします。
白黒で落ち着きすぎた配色は、足元に蛍光色のアイテムを合わせることで華やかな印象に。
シンプルでおしゃれにインナーダウンを着こなしたいのなら、このコーディネートがおすすめです!
インナーダウンをカジュアルに着こなしコーデ
出典:http://wear.jp/nill0402/9131432/
- 帽子:Convoy & Funk co.
- サングラス:Supreme
- ジャケット:HARE
- インナーダウン:no brand
- パンツ:WTAPS
- シューズ:VANS
ゆったりとしたズボン、動きやすい靴というアイテムが、インナーダウンのカジュアルな印象をコーディネート全体で押し上げる着こなしです。
シングルライダースが唯一キレイめのアイテムで、カジュアルに寄りすぎを防いでいます。
インナーダウンはチラっとはみ出る下のシャツが、アクセントカラーに使いやすいのが利点です。インナーのシャツの白が、暗いコーディネートに明るさを生んでいます。
インナーダウンをカジュアルに着こなしたいのなら参考にしたいコーディネートです。
機能性おしゃれさ共に優れたコーディネート
出典:http://wear.jp/zozost2525/8675056/
- ジャケット:nano・universe
- パンツ:UNITED ARROWS
- シューズ:ドクターマーチン
薄くて軽いインナーダウンなら、細身なジャケットの下に着ても快適に動くことができる。
きっちりめなジャケットコーデにインナーダウンを合わせると固すぎない雰囲気に。
黒が多くなる分はズボンで明るい色を加えることがポイントです。
インナーダウンは会社のスーツにも合わせられるくらい、薄くて機能性に富んだアイテムとなっています。
薄手のインナーダウンだからこそできる、機能性おしゃれさ共に優れたコーディネート。
インナーダウンの着こなし特集【まとめ】
出典:http://wear.jp
出典:http://wear.jp
出典:http://wear.jp
出典:http://wear.jp
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出典:http://wear.jp
出典:http://wear.jp
出典:http://wear.jp
出典:http://wear.jp
出典:http://wear.jp
スーツ × インナーダウン
出典:http://wear.jp
グレーの防水ジャケットにインナーダウンを合わせた、個性的なスタイルとなっています。
スーツライクな雰囲気を漂わせつつ、どこかカジュアルな雰囲気がオシャレですよね。
出典:https://wear.jp/komabakko61/9481496/
定番の黒スーツに黒のインナーダウンを合わせたシンプルなスーツスタイルですね。
スーツとインナーダウンは相性が良いので、ぜひ挑戦したいところです。
まとめ
今回は「なぜインナーダウンはダサいと思われるのか?評判をアパレル店員が解説」というテーマでお送りしていきました。
インナーダウンは今や定番のアイテムですし、着こなし方次第では、かなりかっこよく決まります。
様々なスタイルを作る事もできますので、ぜひこの記事を参考にインナーダウンの着こなし方をマスターしていきましょう!