N-1デッキジャケットがダサいと思われる3つの原因【アパレル店員視点】
N-1デッキジャケットって、今着たらダサいのかな?
そんな疑問にお答えしていきます。
答えを言いますと、N-1デッキジャケットは、今着てもかっこいいです。
なぜなら、N-1デッキジャケットは定番中の定番アイテムですし、各有名ブランドからもリリースされている人気モデルだからです。
WACKO MARIA
TENDERLOIN
このように、超人気ブランドからリリースされているN-1デッキジャケットがダサいわけがないんですよね。
でもネットでは、N-1デッキジャケットは今着たらダサいみたいな投稿もあるよ…
土方のおじさんが着る上着のように見えてきてしまい、購入意欲が下がってしまいました。
Twitter
確かに…ありますね。
でもこれには原因があるんです!
ということで、この記事では『なぜN-1デッキジャケットがダサいと思われてしまうのか?』ここを深掘りしていきたいと思います。
記事後半では、N-1デッキジャケットのおしゃれな着こなし方もご紹介!
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N-1デッキジャケットがダサいと思われる原因【3つ】
N-1デッキジャケットがダサいと思われる原因は、以下3つあります。
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順番に解説していきます。
デザインが今っぽくない
この意見は多かったです…
ネットで調べると「N-1はデザインが今っぽくないから、今着たらダサく見せる」との意見が多くありました。
反論タ〜イム!
確かに、デザインにかんしては、ゴツゴツしていて今風ではないかもしれません。
でも、逆にそのゴツゴツ感がN-1デッキジャケットの魅力の1つなんですよね。
そもそもファッションは「今風」か「今風でないか」でオシャレかどうかの判断は到底できないものです。
デザインが今風でなくても、着る人によっては、オシャレに魅せることができるのがファッションですよ。
古着っぽくて女性ウケ悪そう
この意見も多かったです…
ネットで検索すると「N-1は古着のダサいイメージがあって女性ウケしなさそう」との意見がありました。
反論タ〜イム!
いや、そもそも『古着=女性ウケしない』という考え方が古いですし、時代に合ってない。
N-1デッキジャケットの歴史は古く、ヴィンテージも多いので『古着』のイメージを抱く人も多いと思います。
しかし、近年では人気ブランドからN-1デッキジャケットが新品でリリースされています。
WACKO MARIA
TENDERLOIN
TMT
Carhartt
おそらく「古着のダサいイメージ」と、言及している方達は、人気ブランドからN-1デッキジャケットが新品でリリースされている背景を知らないのでしょう。
それに、N-1デッキジャケットは「正しく着こなすこと」で、女性ウケするスタイリングは実現可能です。
実際に、N-1デッキジャケットを使って、おしゃれにコーディネートしている男性はたくさん存在しますよ。
おっさんっぽい着方をしてしまう
この意見も多かったですね…
ネットで検索すると「デッキジャケットはおじさんっぽいからダサい…」こんな意見がたくさんありました。
確かに、N-1デッキジャケットは「間違えて着用してしまうと作業現場のおじさんっぽい雰囲気」になりがち。
つまり、N-1デッキジャケット自体がダサいのではなく、着こなし方がダサいということ。
とはいえ、N-1デッキジャケットはコーディネートするのが難しいアイテムでもあります。
コーデにかんしては、改善余地がたくさんありますので、後半でご紹介する「N-1デッキジャケットの着こなし方」をご覧ください。
これでもダサいと思う?N-1デッキジャケットの魅力5つ
N-1デッキジャケットの魅力を5つ挙げていきたいと思います。
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順番に解説していきます。
男らしいデザイン
N-1デッキジャケットと言えば、男らしいデザインが1番の魅力ではないでしょうか?
頑丈でタフな感じが、写真からでもガンガン伝わってきますよね。
男らしくて無骨なアウターが好きな男性は、ぜひN-1デッキジャケットを体感してみてください。
頑丈で防寒性が高い
N-1デッキジャケットは『最強の防寒着』として多くの方に愛用されています。
N-1の歴史を紐解くと、1944年にアメリカ海軍に正式採用され、生地にはジャングルクロスと呼ばれる織りの細かい生地を使っていました。
現在は、ジャングルクロスの復刻コットン素材が主流ですね。
HOUSTON|ヒューストンのN-1
裏地部分には、船の上で作業するため、遮風性・保温性に優れたアルパカ毛を採用。
現在では、アルパカ毛とウールとの混紡生地が多い印象ですね。
アルパカ毛の裏地が超暖かいんだよね!
防寒性が非常に高く、ズッシリとした重みのあるアウターとなっています。
計算されたディテール
N-1デッキジャケットは、タフで男らしいイメージなのですが、実は細部までこだわったディテールが強みです。
特に1940年〜1950年に製造されたU.S.NAVYのヴィンテージは素晴らしい作りなんですよ。
- タロン社製のジップ
- 襟部分のジグザグステッチ
- 脇部分の通気口
個人的に注目したいヴィンテージディテールは上記3つになります。
タロン社製ジップ
引用:マグネッツ
ジグザグステッチ
引用:マグネッツ
脇部分の通気口
引用:マグネッツ
かっこいいですよね。
ヴィンテージディテールは見ているだけでニヤニヤしてしまいます。
特に台形シルエットのタロン社製ジップは、ヴィンテージ好きにはたまらないディテールかなと思います。
N-1デッキジャケットはタフで頑丈な割に、細かい部分にこだわったアウターなんです。
経年変化を存分に楽しめる
N-1デッキジャケットの魅力の1つとして『経年変化を楽しむことができる』ということ。
N-1はベーシックなデザインなので、トレンドに左右されない長年着用できるアイテムでもあります。
その分、経年変化を楽しむことができるんですね。
ヴィンテージのN-1
1940年代のヴィンテージN-1デッキジャケットになります。約80年前のものですが、リアルダメージがとにかくかっこいい。
ガシガシ使いこむことで、味のあるシワができますので、新品で購入してもヴィンテージさながらのN-1デッキジャケットに変化。
アルパカのライニング部分も、長年着用することで、毛並みが変化するところも素敵です。
経年変化を楽しめるのもN-1デッキジャケットの魅力です!
素材違いで表情が変わるのが良き
N-1デッキジャケットは『素材違いで表情が変わる』のも特徴的です。
コットン素材
レザー素材
コットン素材とレザー素材のN-1デッキジャケットを比較すると、雰囲気が大きく変わります。
コットン素材のデッキジャケットは、ミリタリー要素が強くなりますが、レザー素材のデッキジャケットはバイカー寄りの雰囲気になります。
レザー素材のデッキジャケットの方が、よりハードでワイルドな印象となっています。
N-1デッキジャケットは定番アウターなので、素材違いで欲しい!
ダサいと思われない!N-1デッキジャケットを使ったコーデ事例
STYLE.1
引用:WEAR
N-1デッキジャケットにベージュのチノパンを合わせた男らしいコーディネートです。
サイズ感もばっちりですし、ぜひ参考にしたいスタイリングですね。
STYLE.2
引用:WEAR
ネイビーカラーのN-1デッキジャケットに、インディゴカラーのデニムパンツを合わせた男らしいスタイル。
ヘッドギアとして、大ぶりのハットを着用しているところがポイントになりますね。
STYLE.3
引用:WEAR
カーキカラーのN-1デッキジャケットに黒チノパンを着用したアメカジスタイル。
男らしくてワイルドな印象があり、N-1デッキジャケットの着こなしとしては大正解。
STYLE.4
引用:WEAR
ネイビーのN-1デッキジャケットにカーキのパンツを着用した定番コーディネート。
色味が少なくシンプルにスタイリングしているところがポイントですね。
STYLE.5
引用:WEAR
ダークグレーのN-1デッキジャケットに濃紺デニムパンツを合わせたアメカジスタイル。
全体的なサイジングも完璧なので、ぜひ真似したいコーディネートですね。
STYLE.6
引用:WEAR
ネイビーカラーのN-1デッキジャケットに、カーキパンツを着用している個性派スタイル。
オレンジカラーのインナーが重くなりがちなコーディネートのアクセントになっています。
STYLE.7
引用:WEAR
オーバーオールの上にN-1デッキジャケットをザクっと羽織ったワークスタイルとなっています。
N-1デッキジャケットは、ワーク系・アメカジ系との相性抜群なので、ぜひ参考にしたいところ。
STYLE.8
引用:WEAR
ネイビーカラーのN-1デッキジャケットにグレーのパンツを合わせた大人アメカジスタイル。
色合わせが完璧ですし、サイジングも完璧、言うことのないおしゃれなコーデです。
STYLE.9
引用:WEAR
ベージュカラーのN-1デッキジャケットに薄めのデニムパンツを合わせた王道アメカジスタイル。
白のインナーがゴツッとした雰囲気を見事に緩和させているところに注目したいですね。
STYLE.10
引用:WEAR
カーキカラーのN-1デッキジャケットに、カーキカラーのパンツを合わせたミリタリースタイル。
全体的にアースカラーで色合わせしていて、とにかく男らしくワイルドな雰囲気を醸し出しています。
ダサいと言われない!N-1デッキジャケットの3大ブランド
N-1デッキジャケットの3大ブランドをご紹介します。
今からご紹介するブランドでN-1デッキジャケットを購入すれば、まず後悔することはありません。
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順番に解説していきます。
WAIPER(ワイパー)
WAIPER社のN-1デッキジャケットは、当時のデザインを忠実に復刻させています。
細かいディテール部分も当時のままに再現されていますので、ヴィンテージ好きも唸るアイテムとなっています。
シルエット・再現性ともに完璧なデッキジャケットです!
HOUSTON(ヒューストン)
HOUSTONは昭和47年に設立された老舗のブランドとなっています。
日本製のミリタリーアイテムを数多く扱うブランドで、ミリタリー好きには欠かすことのできません。
中でもN-1デッキジャケットには定評があり、多くのヴィンテージ好きが買い漁っています。
日本製なので、縫製面に定評があります!
BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)
BUZZ RICKSON’Sは1993年に東洋エンタープライズ株式会社が設立して老舗ブランドです。
BUZZ RICKSON’Sのミリタリーウェアは、現存する実物の資料をもとに復刻されており、ミリタリーマニアの間では多大なる評価を得ています。
N-1デッキジャケットのクオリティも高く、多くのミリタリー好きがデッキジャケットを求め、BUZZ RICKSON’Sで購入しています。
N-1デッキジャケットは、この3大ブランドで間違いないです!
まとめ
今回は『N-1デッキジャケットがダサいと思われる3つの原因』について、元アパレル店員目線でお話しました。
結論としては「今着ても全然ダサくない」というのが筆者の回答です。
実際に、N-1デッキジャケットをおしゃれに着用している人はたくさん存在しています。
そんなデッキジャケットのことを「ダサい!」なんて言う輩は、無視しておきましょうね。
N-1デッキジャケット…最高!